Blender解説
Auto-Rig ProのRemapによる別モデルからのアニメーションの割り当て
Auto-Rig ProにはRemap機能があり、これを使用すれば、他のモデルに適用されているアーマチュアアニメーションをコピーするように自モデルに転送,,,Remapすることができます。


【公式ドキュメント】
今回は、試しにmixamoでダウンロードしたモデルのアニメーションをRemapしてみましょう。


今回は、下のStanding Greetingをダウンロードして、使っていきます。





Remap先には、紫人形ちゃんのモデルを使用します。こちらは、Auto-Rig Proでリギング済のモデルとなっています。


紫人形ver1.00(Auto-Rig Pro) ダウンロード(blendファイル)
見やすいように紫人形ちゃんの位地を少しずらします。


オブジェクトモードで、Aで全選択をし、「G」>「X」>「1」と入力して、移動させます。



次に先ほど、ダウンロードしたmixamoのモデルをインポートします。


「ファイル」>「インポート」>「FBX(.fbx)」をクリックします。



「Standing Greeting.fbx」を選択して、「FBXをインポート」をクリックします。




まず、アニメーションの転送元であるmixamoのモデルのアーマチュアを選択します。


そして、「Source Armature;」欄の右側のスポイトをクリックすると、左欄に選択したアーマチュアの名前が表示されます。



同じように転送先になる紫人形ちゃんのアーマチュアも選択して、「Target Armature;」の右側のスポイトをクリックします。



「Build Bones List」を選択すると、それぞれのボーンの対比が下の一覧に表示されます。



インポートの右側の下を表すマークをクリックし、「Mixamo(IK Arms,IK Legs)」を選択します。



これは、Mixamoの構成にあうように、転送先のボーンとの対比を変更しています。


確認メッセージが出てきますが、これはボーン対比の一覧の構成が変わることに対する警告なので、「OK」を押して大丈夫です。



警告メッセージが出てくる時がありますが、無視しても問題ありません。



続いて、「Auto Scale」、「Re-Target」の順にクリックします。



続けて出てくる画面も、そのままの設定で、「OK」を押します。



これで完了です。アニメーションを再生してみると、転送元モデルと同じように紫人形ちゃんも手を振るようになりました。



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